遅刻・欠席は損害賠償もの：プロ講師の心得：セミナーの教科書 - 自主開催セミナーノウハウのポータルサイト

また、舞台の主演の役者には代わりがいません。

もし、風邪をひいてダウンしてしまうと、公演中止やチケットの払い戻しなど、とてつもない迷惑を周囲にかけることになります。

同じように、セミナー講師も代わりはいません。

つまり、遅刻や欠席が命取りになるのです。

講師の派遣会社に登録している人が講演に遅刻・欠席をしたら、すぐにブラックリスト入りです。

企業や団体が派遣会社に講師派遣を依頼して、その講師が遅刻や欠席をしてしまうと、どうなるか。

当然、その講師はもちろん、次からその派遣会社への依頼さえも来なくなるでしょう。

自主開催であれば、本人や会社の名誉、存亡に関わります。

目の前に参加者が待っているのに、講師がいない、遅れてくるというのは、メーカーなら商品が納品されない、納期が遅れるに等しいことです。

損害賠償で訴えられかねない事態です。セミナーなら返金はもちろん、以後そのようないい加減な講師のセミナーに参加しようという人はいなくなるでしょう。

サラリーマンや学生であれば「すみません」の一言で済むかもしれない遅刻や欠席が、こと講師に関しては非常に大きな問題になってしまう。

そのことをしっかり自覚して、日ごろの体調管理なども心がける。それくらいのプロ意識、自覚と責任感が、セミナー講師には求められるのです。

※セミナー講師なって稼ぐ方法【実践編】（グラフ社　松尾昭仁・著）より

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