短い言葉で言い切れ！：セミナー講師の話し方：セミナーの教科書 - 自主開催セミナーノウハウのポータルサイト

言い切れば、言葉に力が宿り、説得力が増し、喋りに勢いも生まれます。

「おそらく……」
「……かもしれません」

というあいまいな言い回しは、日常会話では人間関係の潤滑油になるでしょう。

しかし、セミナー講師がこういうものの言い方をすると、参加者に「本当にそうなのか？」という不信感を抱かせてしまいます。

とはいえ、やはり人によって言葉の受け止め方は異なります。最適な言い回しは、

「私はこうしてきました」
「私はこれこれで今の立場にあります」

と、すべて「私」を主語にして話すことです。

これはまぎれもない事実です。世間一般の価値観や方法論とずれていたとしても、事実なのですから、それが講師のオリジナルのノウハウとして受け入れられます。

NGワードは

「一般的に……」
「世間的に……」
「世界的に……」

などです。こういうぼかすような言い回しを使うと、参加者は心の中で「いったい、誰が言ってるんだ？」と疑問を持つようになってしまいます。

参加者は講師の成功事例を聞きに来ているのですから、主語をすべて「私」にすれば、
その話の内容を誰も非難できません。

会場内では自己中心的になっているくらいでちょうどいいのです。

自分の言葉に責任をとることを恐れるひとは、往々にして言い切れないことが多いようです。

しかし、セミナー講師は言い切ることが仕事だと覚悟してください。

そして、参加者がそれを望んでいるということを忘れないでください。

※セミナー講師なって稼ぐ方法【実践編】（グラフ社　松尾昭仁・著）より

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