集団の利益を尊重する：プロ講師の心得：セミナーの教科書 - 自主開催セミナーノウハウのポータルサイト

「集団の利益」とは多くの人が得をするのなら少数の人には我慢してもらおうという意味です。

よくありがちなミスが、寝ていたり、聞く態度が悪い1人、2人の参加者に意識を集中してしまうことです。

本来なら話を聞こうとしている大多数の人に注力すべきなのに、態度が悪い人がどうしても気になって「自分の話が面白くないのか」とテンションが下がってしまう。

こうなると、話を聞こうとしている大勢の参加者のテンションまで下げてしまいます。

寝ている人は寝かせておけばいい、聞く気がない人、多くの人が楽しそうに聞いているのに、つまらなそうにしている人は変わり者だと思ってしまえばいいのです。

1人か2人、寝ていたり聞いていない人がいても、そのほか大勢の人が聞く姿勢を持っているのなら、そのセミナーは成功です。

少数にこだわりすぎると、ほかの多くの参加者に迷惑がかかるということを、肝に銘じておきましょう。

ただ、いびきをかいたりして場の雰囲気を乱すような人がいたら、わざとその人の目の前で話をするなどして、大勢の聞いている参加者の迷惑にならないように、場の雰囲気をリードしていきましょう。

※セミナー講師なって稼ぐ方法【実践編】（グラフ社　松尾昭仁・著）より

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