教えることは最高の学び：セミナー開催のメリット：セミナーの教科書

セミナーを受講された方から、よく「プロの定義」について質問をされます。私は、お客さまから一銭でもお金をいただいた時点でプロだと思っています。

例えば、飲食店を開業したい人が２人いるとしましょう。１人は料理の研究に没頭し、納得がいくまで開業しないと決めています。

もう１人は技術に不安を持ちながらも、まずは開業することを選びました。

１年後、料理の研究に熱中するあまり開業できずにいた人に対し、開業した人のお店は少しずつ繁盛していきました。

どちらがプロであるかはもうおわかりですよね。

後者は毎日お客さんに料理を提供するうちに、サービスや料理の技術も向上していったのです。

このエピソードが示すように、セミナー講師を目指す人は、教えることを始めるのが最高の学びであり、それがプロへの第１歩といえます。

一方、教えることはできるけれどお金をいただく勇気がない、という方もいます。

そういうときは「感謝」という対価をいただくのだ、という気持ちで仕事に臨んでみることをおすすめします。それに慣れてくるとお金をいただくことへの不安や葛藤も和らいでくるでしょう。

※セミナー講師なって稼ぐ方法【実践編】（グラフ社　松尾昭仁・著）より

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