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司会者に求めるもの
駆け出しの講師や、これから講師になろうという人は、「いきなり司会者はいらない」と思いがちです。
必須とまではいいませんが、いるといないとでは、圧倒的にいたほうがいいのも事実です。
セミナーの司会者は進行役より、主催者の代弁者としての役割が大きいのです。
セミナーが始まる前に、トイレや非常口の場所など開場使用の注意事項を告知します。これを講師が言うセミナーと司会者がするセミナーでは、どちらのほうがイメージがいいでしょうか、言うまでもありませんね。
また、セミナーには、講師のことをまったく知らない人も来ることがあります。
友人に誘われてきた人、たまたま近くを通りかかって、時間つぶしに聞きに来たという方も実際にいらっしゃいました。
こういう人たちがいる可能性が皆無ではないので、まず初めに講師のプロフィールを紹介をしなければなりません。
しかし、
「私、松尾は若くして会社を経営し、7冊の著書がいずれもベストセラーで……」
などと自分で言うのは変ですし、単なる自慢話になってしまいます。
いくら自分の話を聞きに来ている参加者が相手とはいえ、聞くほうはあまりいい気分はしないでしょう。
そこを司会者が「講師、松尾先生の紹介です……」と自己紹介を進めてくれると、すんなり参加者の耳に入っていきます。
「本日はご来場いただき、誠にありがとうございます」や「またのお越しをお待ち申し上げております」など、定例のあいさつも講師がフランクな口調で言うのとは別に、司会者にきっちり言ってもらえると、そのセミナーの格式がワンランク上がります。
では、プロのアナウンサーにお金を払って依頼すればいいかというと、必ずしもそうではありません。
むしろ、あなたをよく知っていて話がうまい友人や会社の社員のほうが適している場合もあります。
例えば私のセミナーで司会を務めている弊社のスタッフは、私との出会いや、その後の人生がどのように変わってきたのかなど、これから私が話す内容に即したエピソードを話してくれます。
こうして司会者が、参加者の期待感を上げ、さあ講師の話を聞こうというモチベーションを高めてくれると、講師も気持ちよくスピーチすることができるようになります。
ただし、友人や会社のスタッフに頼む場合は、立ち位置だけは注意してください。
司会者の立ち位置は舞台の端が基本です。
中心は講師の立ち位置です。
これから講師が話す場所で、司会者が話をして場を盛り上げてしまうと、今度は講師が話しにくくなることがあります。
司会者は講師の引き立て役、講師を光らせる渋い脇役であるということをしっかり認識して、お願いするようにしてください。
※セミナー講師なって稼ぐ方法【実践編】(グラフ社 松尾昭仁・著)より
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